結合
2017/11/09 11:54毛髪の知識。。。髪に携わる仕事をしていると。。。
当たり前ですが知っていて当然(^^;
ですが...それを分かりやすく、興味を持って頂ける様なお話しが出来てる?
そこが大切だと思います。
理由が分からないのにケアを継続できません。
ケア自体もやってるつもりにはしたくないです。
ケアをしていても自分の髪を知り適切な方法を継続又は対処しないと、
結果に繋がりません。
できるだけ分かりやすく、興味を持っていただければと思います。
季節的な内容。商品の種類、スタイリングも大切ですが、
毛髪とは?知ってるようで知らないかもしれません。
髪の素材や形もそうですが、「結合」も興味深い話です。
髪が髪であるためにいくつかの「結合」があります。
枝毛をイメージすると。。。分かりやすいかもしれません。
髪は縦に裂ける性質があります。(枝毛)ダメージなど色々な影響でなりやすく。
そうならない健康な髪は髪内部で鎖の様な結合が、いくつも横に繋がってます。
水素結合、シスチン結合、イオン結合、ペプチド結合
それぞれ別の特徴がある結合ですが。。。「水素結合」は水による結合です。
難しい話みたいです。。。が(^^;
「寝ぐせ」が水素結合によるものです。
寝ぐせを直す時?髪を濡らしますよね。水による結合なので濡らせばいいのです。
また、濡れたまま寝てしまうと朝髪が乾いた時には寝ぐせがひどいことに(^^;
これも水素結合なんです。
結合が切れた状態で摩擦。。。良くないですよね(^^;乾かしましょう(^^)/
「水素結合」
水による結合、乾くと再結合、比較的弱い結合ですが、
湿気の多い日にスタイルが纏まらないのはこの影響もあります。
「シスチン結合」
シスチンというイオウを含んだタンパク質同士の結合です。
パーマなどはこの結合を利用してますね。パーマの還元剤で切って、
酸化して戻します。
「イオン結合」
陽(+)イオンと陰(-)イオンによる結合。
髪の良い状態と言われる弱酸性(ph4.5〜5.5)の間を
外れ、酸性、アルカリ性に傾くと結合が切れたり弱くなったりします。
「ペプチド結合」
タンパク質の結合ですが、極端なダメージなどで切れる結合。
一度切れると戻りません。枝毛などの原因になります。
これらの「結合」により髪が支えられてます。
利用してる結合もあれば、切ってはいけない結合もあります。
結合を切った場合は再結合が大切です。結合が切れた状態は、
髪がデリケートな状態ですからね(^^;
髪が濡れた状態で無理矢理梳いたらいけないのも分かりますよね(^^;
髪を乾かす大切さも。。。
パーマをかけた直後もデリケートな状態です。
「結合」
ホームケアにも繋がる話になりますよね。
そんな理由があるので
「乾かしましょう」「ダメージ部分を切りましょう」「パーマ後のケア」
普段のケアに少し意識しましょう。